新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、山形県は16日、県境付近での検温や企業活動の自粛要請など、5月の大型連休までの新たな対策を決定した。検温は高速道路などの休憩施設、二つの駅、空港に限定する。18日から検温の試行を始め、25日~5月10日を本格実施期間とする。また、自粛に協力する事業者に10万円を助成する。
検温は、高速道路が午前10時~午後4時、山形道下りの山形蔵王パーキングエリア(PA)、寒河江サービスエリア(SA)、道の駅米沢で実施。トラックやバスは対象外。停車や検温の強制は法律上できず、安全性や渋滞が起きないかを考慮して時間や場所を絞ったという。
鉄道はJR山形、米沢両駅の新幹線改札付近で、午前8時台以降を想定。空路は山形、庄内両空港ですべての到着便を対象とした。
高速道は非接触式の検温計で、駅と空港ではサーモグラフィーで検温への協力を呼びかける。仙台などからのバスが着く山形市の山交ビル、山形駅前でもチラシを配布する啓発活動を行う。18日からの試行では山形蔵王PAで検温を始め、両空港では既存の検温計の利用を促す。
企業活動の自粛要請は、①3密…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル